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Looking for the Nostalgia

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ラムネ 9

ラムネ前回

目的地のホテルに到着して、各班の部屋に荷物を置いてからまもなく、
ホテルの宴会場でテーブルマナー研修の為の夕食が始まるという事だった。
だけど僕は、バスでの酔いがまだ後を引いていたので、
参加せずにそのまま自分の班の部屋で休む事にした。
食欲もなかったけど、端からフランス料理にもまったく興味はなかったし、
気分が悪いのを我慢してまで、かったるそうなマナー研修に
参加する気になんてなれなかった。

同じ部屋の奴等が研修に出掛けて行ってから、制服を脱いで部屋着に着替え、
ベッドに横になった。
眠りたかったけど、なかなか寝付けなかった。
バカどもがバスのカラオケで歌っていた歌が、
頭の中でいつまでもグルグルと流れていた。
横になれた事で大分マシではあったけれど、
部屋の奴等が研修から戻って来るまでずっと、
現実と夢のラインすれすれの所にいる状態が続いていて、
結局そのラインを超す事はなかった。
元々環境が変わるとうまく眠れないのだ。

部屋の奴等は、戻って来てから着替えてまたすぐに、お土産と夜更かしの為の
おやつを買いに売店に行くと言い、復活してたら一緒に行くか?と聞いてくれた。
でも恐らく、他の部屋の奴等も大体考える事は一緒で、
売店やその周辺には大人数が集まり、旅行に来ている高揚感と
堅苦しい研修を終えた解放感が相俟った妙なテンションで、
商品を選びながら大袈裟にはしゃいだり、フザケ合ったり、
ひいては「夜中にそっちの部屋に行くからさ」といったような話で
盛り上がったりという、ワイワイガヤガヤの状態になるのだろう。
今またそういう場に居合わせると、嫌な気分と頭痛がぶり返しそうだし、
何より億劫で、悪いと思いながらもまだ少し休みたいと言って断った。
そうして再び部屋の奴等が出掛けて行ってから、ようやく僕は少し眠った。
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by shimizumigiwa | 2011-01-07 09:14 | ラムネ
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