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Looking for the Nostalgia

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「別冊文藝春秋」2011年5月号

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別冊文藝春秋」2011年5月号(文藝春秋)

石田衣良さんの連載小説「カンタ」最終回の挿絵を描いています。

2007年11月号から担当させていただいた「カンタ」の挿絵ですが、
今回が最終回となりました。

長期に渡り、素晴らしい小説に携われた事をとても嬉しく思います。
石田さんをはじめ、編集者さん、関わってくださった方々に
感謝したいと思います。
ありがとうございました。

今この時だからこそ、小説の素晴らしさを改めて感じました。
石田さんなりのメッセージ、想いも、物語に含まれているのではないでしょうか。
僕にはそう思えました。
何より心が豊かになる、とても素晴らしい物語です。
是非読んでいただけたらと思います。

どうぞよろしくお願い致します。
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by shimizumigiwa | 2011-04-08 17:31 | Works

ソルジャーガレージ2nd「月星蝕」

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ソルジャーガレージ2nd
「月星蝕」
SGR-2 ¥500(CD-R)
限定50枚


ソルジャーガレージ新譜発売です。

「月星蝕」という43分39秒の一曲収録。
PSF Records・Modern Musicにて限定50枚の販売です。

こちらはジャケット裏面↓
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品切れだった「ソルジャーガレージ 1st」も再入荷してきました。

どうぞよろしくお願い致します。


「ソルジャーガレージ」ウェブサイト
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by shimizumigiwa | 2011-04-07 00:56 | Soldier Garage

ライフリー

最近ずっと

売り切れだった

父親の

オムツが

今日は

買えた

良かった

もちろん

引き続き

被災地の方々を

最優先で

支援をお願いします

そして

それに伴い

工場で

24時間フル稼働体制で

働いている方々

本当に

お疲れさまです

ありがとうございます

要するに

こっちの

スーパーにも

あったって事は

厳しさは

まだあれど

買い溜めや

日々の生活を

見直す人達も

(自分も含めて)

増えて来て

ほんの

少しずつでも

状況が

良くなっている

部分だって

あるのだと

思っています


ライフリー
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by shimizumigiwa | 2011-04-06 01:17 | Diary

ラムネ 14

ラムネ前回

プリントの裏に赤ペンが入れられてから数日後、
僕の人生と精神を狂わせる出来事が起こった。
いくら忘れようとしても、こびりついて拭い去れない忌まわしい記憶。

その日、僕は教室の掃除当番だった。
他の当番のやんちゃな男子達は紙屑をボールに、
ほうきをバットに見立てて野球ごっこをしてふざけていた。
その姿を見ていた女子達は「ちゃんとやりなさいよ」と文句を言い、
男子達が「うるせーブス」と言い返す、お決まりのやり取りをしていた。
僕が机を運んでいると、足下に紙屑のボールが転がって来た。
「ヘイ」
ピッチャー役の奴が、拾ってこっちに投げてくれという意味合いで、
両手を胸元に構えてそう言った。
僕はお前らサボっていないで掃除をしろよと内心思い、
紙屑をそのままゴミ箱に投げてやろうかどうしようか迷っていたら
「ヘェーイ!」と更に大きい声で威圧するように急かされ、
結局紙屑のボールを拾い上げ、無言で投げ返そうと腕を振り上げたその瞬間、
ガラガラッと教室のドアが開く音が聞こえた。
反射的に振り向くと、ちょうど担任が入って来た所だった。
そのまま僕のところへ一直線に向かって来て、目の前でピタッと止まり、
一言だけ「放課後教室に残りなさい」と言ってまた教室を出て行った。
行き場のなくなった紙屑のボールを握り締めながら
野球ごっこをしていた奴等をチラッと見ると、
既に真面目に掃除をしているフリをしていて、女子達は無関心を装っていた。

教室の内も外もすっかり誰もいなくなった放課後、
そのガランとした教室で一人自分の席に座って担任を待っていた。
しばらくして担任が教室に入って来ると、
「西日が少しキツいな」と独り言を呟きながら教室の前半分をカーテンで閉め、
窓際の一番前にある担任用の机に腰掛けた。
それを合図に僕は席を離れ、机を挟んで担任の前に立った。
担任は椅子を横向きにして足を組み、
「なぜ掃除をせずに遊んでいたのか理由を言いなさい」と、
机に肘を付いて自分の爪を見る姿勢で言った。
どう言葉にして良いのかわからずに黙り込んでいたら、
担任が立ち上がって僕の目の前に来たかと思うと、ビンタが飛んで来た。
痛みと驚きと恐怖で泣いた。
「言わないからよ。理由を言いなさい」と担任は教科書を読むようなトーンで言った。
怖さで言葉が出て来ずに泣いていたら、またビンタが飛んで来た。
そうしてまた担任は同じセリフを同じトーンで言った。
そのやり取りを繰り返した何度目かのビンタの時、
僕は衝撃でよろけて、脇の担任用の机にぶつかった。
その揺れで机の上に置かれてあった業務用の少し大きめのスティック糊が、
コロコロ転がって床に落ちた。
担任はおもむろにスティック糊を拾うと、思いっ切り振り上げ、
今度はそれで僕の顔面を殴って来た。
僕が泣き声を更に増すと「痛いの好き?」と聞いて来た。
顔を上げられずに黙って泣きながら下を向いていると、
「オイ、聞・い・て・ん・だ・よっ」と言葉に合わせて弾ませるように、
スティック糊を頭頂部に振り下ろして来た。
僕は必死に首を横に振ると、「だったら早く理由を言えって言ってんだろ」と
初めて教科書のトーンから離れた言い方で、何かしらのスイッチが入ったのか、
少しニヤけたような表情を浮かべながら、握り締めた業務用スティック糊を
何度も左右斜めに振り回すようにバキバキと僕の頭と顔を殴りまくった。
たまらず両腕で顔をかばうと、振り回したスティック糊が僕の肘に当たり、
衝撃で蓋が弾き飛んだ。
その瞬間殴るのをやめたかと思うと、急に僕の両肩を掴み、
グルッと後ろを向かされ「窓に両手を付けろ」と言われた。
言われるがまま前屈みのようにカーテン越しの窓に両手を付かされると、
いきなり背後からズボンとパンツをずり下げられ、
そのまま勢いよくスティック糊を肛門にねじ込まれた。
余りにも理解不能な行動と恐怖で、僕は声も出なかった。
背後から覆いかぶさるような状態で担任は「理由を言え!」と僕の耳元で怒鳴り、
スティック糊を握っている手の力を更に込めた。
切迫した僕はたまらず泣きながらカーテンを握り締め、叫ぶ様に理由を答えた。

その時何て答えたのか、またそれに対して担任が何を言ったのかもよく覚えていない。
ただその後に、担任は握り締めていたスティック糊を床に放って、
「ほら、ゴミだよ」とまた教科書のトーンに戻って顎で促すように言った。
僕はパンツとズボンを上げて、
つい先程まで自分の身体に突き付けられていたそれを拾ってゴミ箱に捨てると、
「今から一人でもう一度教室の掃除をしてから帰りなさい」と担任は言い、
そのまま教室を出て行った。
僕は言われた通りにした。

恐らく、その時間帯は他の先生は職員室にいるか、
上級生の先生は授業をしているかでその教室の付近にはいない事も、
取り立てて用事がなければ受け持ちでないクラスの教室になんか
入って来ない事は勿論の事、
小学校二年生では、この一連の出来事を親や他の大人達に
説明できるボキャブラリーも、まして心のキャパシティーもない事も、
何より僕が元々器用に立ち回れたり積極的に話をする事が
得意でないタイプである事だって、全て計算付くの上での行為だった。

大人の女の人のやり方。

以来ずっと怨んでいるし、スティック糊を見るたびに
頭がビリビリして肛門が引きつるような感覚に襲われる。
無論使う事だって出来ない。
担任の名前もフルネームで覚えている。

ミニスカートのスーツの似合う美人な女の先生だった。
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by shimizumigiwa | 2011-04-03 15:00 | ラムネ

ラムネ 13

ラムネ前回

いつものように前の席から順番にわら半紙が配られる。
まずは解答を丁寧な文字で書いてから。
ここに抜かりがあっては元も子もない。
絵を描く時間も考慮に入れて、素早く問題を解けるように予習もバッチリしてきた。
そして問題を全部終え、いよいよ計画を実行する。
まずはそっとプリントを裏返す。
採点の時に初めて目にするようにしなければならないから、
何か不審な動きがあってバレてしまってはならないのだ。
問題は何を描くかだ。
これには相当頭を悩まされたが、今日を迎えるにあって、
試行錯誤のうえ結論を導き出していた。
担任の似顔絵も思い付いていたけれど、さすがに狙い過ぎだし、
完成度によっては余計に気を悪くさせる可能性がある。
僕は絵がそれほどヘタという訳ではないと思うけれど、
似顔絵で満足させられるほどの自信はさすがになかった。
ラクガキでそこそこ描き慣れているのは、キン肉マンに出てくるウォーズマンだった。
しかしこれに関しては、ふざけていると捉えられかねないし、
担任がウォーズマンを知らない可能性が高い。
明るく元気で子供らしいイメージ、尚且つ女の人が喜びそうなもの。
花…、そうだヒマワリだ。
ヒマワリを嫌いな人なんてまずいないだろう。
形もそんなに難しくない。
夏休みを過ごした後だから、タイミング的にもピッタリだ。

計画は無事に遂行された。

返却日、僕は期待と不安が入り交じる気持ちで待っていた。
小テストは机の列ごとに返却され、一番前の席から順番に回って来る。
前の席の奴から受け取る時に、プリントの表がチラッと見えてしまった。
表はいつも通りだった。
少しガッカリしたけれど、でもここまでは予測の範囲内だ。
一呼吸をおいて、一気にひっくり返してみる。

僕は硬直した。
教室内のざわつきがフェードアウトしたかに思えた。

花丸はなかった。
いや、結局何もないという結果も、予測の範囲内と言えばそうだった。
それ以上に予測を遥かに上回るモノが目に飛び込んで来たのだ。

ヒマワリの上には、勢いのある赤い線が二本交わっていた。
その脇には、長方形のような形に何かを赤く塗り潰した跡があった。

二本の赤い線をひいた勢いと感情にまかせて、何か汚い言葉を書き殴ったのだ。
でも後から、これがもし親の手に渡り、
その言葉を見られたらさすがにマズいかもしれないと思い直し、
上から塗り潰した跡だという事は容易に想像できた。

赤ペンが入っていたのはその時くらいだった。

今にして思えば、あざとさが余計にカンに障ったのだろうと推測できるし、
自分でもちょっとそう思う。
でもその時はそれなりにショックだったし、そこから得た教訓は、
この手の美談が成立するには、素直な性格で、容姿もそこまで悪くなくて、
教師に気に入られている事が大前提なのだなという事。
結局嫌われていたら何をしてもダメなのだという事。
下手に行動を起こせば、むしろ悪化するという事。
またこれは少し後になってから分かった事だけど、つまり教師は、
例え小学生とは言え、異性は異性として捉えているという事だった。
テレビで美談を話していたあの芸能人だって、男前の人気者だったじゃないか。

だけど、これで終わるのならまだ良かった。
ただ嫌われているだけで済むのなら。
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by shimizumigiwa | 2011-04-03 14:52 | ラムネ

ラムネ 12

ラムネ前回

小学校二年生の時だった。
その頃僕は今住んでいる神奈川ではなく、
千葉の北小金という所に住んでいたのだけれど、
通っていた学校のクラスの担任に嫌われていた。
ピンク色のミニスカートのスーツが似合う美人な女の先生だった。

なぜ嫌われていたのか、原因や明確な理由は、今になっても、
わかるようなわからないようなといった感じだけれど、
結局は何となくいけ好かないとか、生理的に受け付けないという事に尽きるのだろう。
イジメに理由が無いのと同じ事だ。
これまでも人を嫌う理由として、「生理的に受け付けない」という
都合の良いような、でもやっぱり本質的な気もする言葉を
幾度となく聞いてきたし、そう思われてもきた。

もちろん僕以外に、クラスにはガキ大将的な男の子、
常に落ち着きがなく、よくケンカをしたり女子を泣かしたりしている、
いわゆるどのクラスにも一人は必ずいる問題児だって、ちゃんといた。
だけどその問題児は、担任に嫌われるどころかむしろ気に入られていた。
授業や学級会で何か発言を求められれば、ハキハキとした口調で答えるし、
時には冗談を交えた受け答えをして、
クラスの皆を笑わせるムードメーカーでもあった。
その為、問題を起こす事があっても、
基本的には明るく素直で元気な男の子というのが、担任を含めた周囲の評価であった。
何よりそいつは整った顔をしていたので、クシャッと笑った顔がまた爽やかで、
それだけで素直な子に映り、好印象を抱かせるからであろう。
そういうタイプは
「まったく元気が良過ぎるんだから〜」
といった憎めないキャラとして許されるのが常だ。
そして多くの場合、当の本人もその事を自覚していて、
例え小学生であっても、それを利用し、先生や周囲をうまく出し抜く。

それに比べて僕は、授業で指されたり発言を求められても、
声も小さく、モゴモゴとうまく答えられなかったり、
黙ってしまう事もよくあった。
加えて普段から、あまりクラスメイトとも触れ合ったりせずに、
一人でいる事が多く、ひいては元々がふて腐れたような顔つきだから、
ふてぶてしくて陰気臭い、気味の悪いガキという印象だったのだろう。

担任はよく授業で、自身が手書きで作成した問題を印刷したわら半紙を配り、
小テストを行なった。
それが一学期の後半頃から、提出しても、
僕のだけは採点どころか赤ペンのチェックすらしてくれずに、
そのまま返ってくるようになった。
始めは僕の字が汚なくて読み辛いという意思表示なのだろうか、
などと思ったりもした。
それで文字にも神経を注いでみたけれど、
どんなに丁寧な文字を書く事を心掛けて提出しても、状況が変わる事はなかった。

小学生低学年という小さく狭い、ごく限られた世界の中では、
担任が僕に抱いているその事実を認めるのが怖かったというのもあるけれど、
とにかくどう受け止めて、どう対処すれば良いのかわからなかった。

腑に落ちない気持ちを残したまま迎えた夏休みのある日、
夕食時にテレビを観ていた。
トーク番組で売れっ子の芸能人が話している。
「小学生の時だったんですけど、僕は勉強が全然ダメだったんです。
テストも全然解らなくて…。それでテストの裏に絵を描いて提出したら、
その絵に花丸が付いて返って来たんですよ」

この瞬間、僕は全身の血が逆流するような感覚に襲われた。
衝撃で持っていたカレーのスプーンをホントに落としそうになった。

これだ。

僕は思った。
あれからずーっと胸につっかえている、小テストに纏わるどんよりとした
灰色の雲を晴らす手立てはこれしかないと。
ともすれば、クラスの問題児と同じように、
勉強がダメだった芸能人と同じように、
欠点はあれど、一人の生徒として認めてくれるようになるかもしれない。
この日から夏休み中その事ばかりを考えて過ごすようになった。

そうして新学期最初の小テストの日を迎えた。
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by shimizumigiwa | 2011-04-03 14:27 | ラムネ

無題

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by shimizumigiwa | 2011-04-02 06:47

内職

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by shimizumigiwa | 2011-04-01 06:13 | Soldier Garage

無題

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by shimizumigiwa | 2011-04-01 06:12