
仕事でも取材でもないのに、なぜかフとした流れでとある町の建具屋さんにお邪魔して見学したワシ。

外からこの道具が見えて「なんだコレ?!」と釘付けになり立ち止まって眺めていたら、ご主人と目が合ってしまい、怪しい奴だと思われたらイカンと慌てて「スゴイ道具ですね」と話しかけたら、「ウチは建具屋っていうんだよ」と説明をしてくださった。
三代続いているそう。

用途によって全て使い分ける。
先代のモノもあるらしい。
同じ型でも職人さんによって手癖があるとのこと。
「機械と手では仕上がりのツヤが全然違うんだ。まぁ傍目にはわからないけどね、ワハハ」とご主人。

職人さんの道具たち。
その手と共に蓄積されて出た風合い。
息をのむ。

ストーブには作業で出た木屑を使用するらしい。

「もうこんな道具を使っているところは数えるほどしか残ってないだろうね」とご主人。
「今はほとんど機械だけど、手でしかできない仕事もある」とも。
建具屋さんのご主人、色々とお話を聞かせてくださってありがとうございました。
汚れたジャンパーと軍手の出で立ちがシビレるくらいカッコ良かったです。